Camille Fournet カミーユ・フォルネ
メイド・イン・フランスが誇る「サヴォアフェール」
「メイド・イン・フランス」品質に対する真摯なこだわり
時計用の高級革ベルトから1945年にレザー職人の手によってスタートしたカミーユ・フォルネ。
創業時のポリシーは、「ディテールにこだわった完璧な仕上げこそ顧客を満足させる」というもの。
そのポリシーをブランドの柱として、メゾンの独立性を保ちつつ、フランスの自社工場で手作りするという姿勢を貫き、その持てる技術をメゾンの職人たちに指導し、そして継承していくことでカミーユ・フォルネの卓越した伝統や技術というものは守られています。
トップブランドであっても、人気化し流通数が多くなってくるにしたがって、これまで手作業を行っていた工程を機械化したり、また海外へアウトソースするということを行いがちですが、カミーユ・フォルネに至っては200人の職人を抱え、『Made in France』を誇りとしています。
カミーユ・フォルネがその品質において、非常に信頼できるブランドというのは製品の製造工程を見れば一目瞭然です。
職人たちがきめ細かい作業をすべての工程において慎重に緻密に行っており、バッグや腕時計ベルトがどのようにして作られているかというのは全て公開されているのです。
フランスの美学「サヴォアフェール」の世界
これでもすべての工程というわけではありませんが、カミーユ・フォルネのひとつのバッグが出来上がるまでにどういった工程を経ているのか、職人がどんな作業を行っているのかというのをまとめています。
非常に緻密な作業を入念に行っていることが分かり、安心出来るブランドということが理解できるでしょう。
1.レザーの選択
100以上ものレザーサンプルを有しており、レザーがアトリエに到着するとその品質のチェックを行います。
革は生きた素材なので、そのレザーの細部における小さなキズや欠陥などを注意深くマークしていくのです。
その工程というのは、一枚のレザーにおいていつくものマークがつけられ、その部分を除くようにしてレザーの裁断工程に繋がっていきます。
2.裁断
裁断においてはすべてのレザーを有効活用できるように念入りに型を取っていきます。
レザー選定で付けられたキズなどのマークを避けるように、そしてレザーの最良部分でもあるベンズ(背中からお尻にかけての部位)はバッグの最も主要なパーツに使用できるように調整されます。
レザーにとった型に合わせた金具を使い、プレス機を使ってひとつひとつのパーツを裁断していきます。
そして、同じパーツを2種類のレザーで裁断し、裏地としていくのです。
3.補強材の選定
レザーグッズ製造においては2つのレザーパーツを組み合わせる時に間に補強材を入れ込み、張りや耐久性を強化します。
この補強材によって皮革の持つ自然な柔らかさを緩和しつつ、しっかりとした形状と強度を与えるのです。
4.漉き割り
カミーユ・フォルネで使用するレザーのほとんどに行われる作業で専用のローラーに通して、皮革を希望の厚さに調節し、しなやかさ、手触りの良さを与えるためにレザーを薄くしていきます。
一枚ずつ計測器に通して厚さを計りながら耐久性やしなやかさなどを0.1mm単位で合わせていくのです。
5.糊付け
糊付けに関しては機械を使いつつ、レザーパーツと補強材のそれぞれにいきわたるように操作されます。
ポリシー、環境にも配慮し、職人に害を与えないように水性の糊が使用されています。
6.組み立て
レザーと補強材を職人の手によって正確に貼り合わせていきます。
レザーグッズ製造に必要不可欠なローラーを使い、1枚ずつ素材に均一に圧力を加えます。
貼り合わせたばかりの2枚のレザーパーツをローラーにかけて糊を凝固させ、貼り合わせを均等に整えます。
7.乾燥と仕上げカット
糊付けされ貼り合わせたパーツを24時間寝かせ、乾燥させていくのですが、乾燥すると素材のサイズやパーツの形が少し変わることがあります。
その変化したパーツのサイズを正確に合わせるために仕上げのカットを行い、左右対称、ぴったりと合うサイズに再度裁断機でカットを繰り返すのです。
8.手漉き
地味な作業ですが、とても重要な工程で張り合わせるレザーパーツの縁を薄くすることで折り返しの作業をしやすくします。
手漉きの金具にもベタ、斜め、鋭角と様々な形状があり、仕様に応じて変えていき、職人がひとつひとつ丁寧に調節しながらレザーの縁を手漉きに通していくのです。
9.刻印
文字の入った真鍮製のブロックを熱し、レザーにメゾンのロゴやイニシャルを刻印します。
カミーユ・フォルネではすべてのバッグにイニシャルの刻印を入れることが出来るようになっています。
10.ハンドル製作
カミーユ・フォルネではハンドルの製作には最新の注意を払っています。
厚紙やコルク、プラスチック、木材、樹脂などレザーに覆われて見えなくなりますが、糊付けと乾燥を繰り返し、芯材をレザーパーツの中に組み立てるところから始まります。
手元カンを固定し、成形していきます。
最初は手作業でレザー同士の張り合わせを行い、ペンチでしっかりとくっつくように固定し、最後に縫製をしていきます。
メゾンの縫製はすべてクチュール・セリエという2本の針で上下から交互に糸を通す耐久性の高い方法が取られています。
返し縫いをおこなった後は全て焼きごてで糸を溶かすことでさらに耐久性を高めるのです。
11.コバ磨き
バッグのコバを着色する前に、滑らかになるように磨き縁を合わせます。
その後に熱したヘラでネン引きを行い、面を平らにして美しい色を生み出す準備をします。
コバは環境に配慮した水性塗料を使用し、一度塗った後に乾燥、そして熱入れをすることで革に塗料を馴染ませます。
さらにヤスリを使って、コバを磨き2層目の着色を馴染ませやすくするのです。
2層目の着色、乾燥、熱入れ、磨きと同じ工程を繰り返し、最後にワックスを塗り込んで完成です。
12.ショルダーストラップの製作
レザーパーツと芯材を合わせて糊付けし、乾燥させた後にレザーを芯材にヘリ返し、レザーと芯材を接着します。
その後、ヤスリかけ、糊付け、乾燥させた後に裏地を取り付けていきます。
そしてステッチをほどこし、ハンマーでたたき、焼きごてで返し縫い部分を溶かして完成です。
13.組み立て
組み立て工程はフラップから行い、それぞれのレザーパーツを丁寧に組み立てていきます。
ここでも同じように組み立てて、ステッチを施し、ハンマーでたたいて馴染ませ、焼きごてによって糸処理を行っていきます。
そして、フラップの外側にハンドルを取り付けていきます。
金属パーツによる補強を行いながら、職人の手によってねじ留めが行われます。さらに裏地を丁寧に張り合わせ、成形することでフラップが形作られていきます。
もちろんこの中でもステッチ、ハンマー、糸処理などの工程はどうように行われています。
ここからクラスプ金具の取り付けが行われますが、微調整を行いながらクラスプを取り付けるというのもすべて手作業で行われているのです。
14.ポケットの組み立て
ポケットのパーツにファスナーパーツを張り合わせ、裏地を補強し、細かな調節を繰り返しながら滑らかにファスナーの開閉ができるように組み上げられ、そしてステッチとハンマー、糸処理が行われていきます。
15.バッグの成形
レザーパーツの各部位に糊付けし、バッグの底面や外側部分を組み立て、縫製し、ハンマーでたたき、糸処理を行っていきます。
さらに裏地を取り付け同様の処理を行うことでいよいよ形が出来上がってきます。
本体にフラップを取り付け、裏地を合わせ、マチを取り付けることでバッグが完成します。
こうした膨大な工程を熟練の職人が役割に応じて担当し、カミーユ・フォルネのバッグは出来上がっているのです。
これだけの手間ひまをかけて生み出されるレザーグッズであるということであれば、価格と価値がしっかりと見合うものですので安心して購入することが出来ますね。
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