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名作データシート

• 作品名： F-51（F-51）
• 発表時期：1922 年
• デザイナー： Walter Gropius（ヴァルター・グロピウス）
• ブランド： TECTA（テクタ）

（出典:http://www.tecta.de/）

カンチレバー構造のデザインソファ

F-51は、近代建築の4大巨匠のひとりにも数えられるヴァルター・グロピウスの作品です。
このソファはドイツのTECTA（テクタ）にて製造・販売がされています。

1922年にデザインされたソファでバウハウスのコンセプトである機能主義的な無駄のないデザインというのを体現しているようにも見えます。
このソファはフレームがウォールナットの無垢材なのですが、実はカンチレバー構造になっていて、アームとフレーム部分が全て繋がっています。
ソファとしては非常に珍しいデザインでグロピウスが建築家としてだけではなく、家具デザイナーとしても非凡な才能を持っていたことが伺えます。

そして、座面のクッション部分とフレームの脚の部分には空洞が空いており、この空洞によってソファ全体がまるで宙に浮いているように見えてきます。これが構造上のスタイリッシュさを際立させなんとも言えないオシャレな空気を醸し出しています。
カラーとしては、発色のよいレッドやホワイト、そしてストライプ模様もあり、モダンスタイルにはまるファッション性の高いデザインになっています。

F-51は1人掛けから、3人掛けまであり、部屋の広さや家族構成、利用シーンに合わせてサイズを選べるようになっています。
グロピウスの家具自体珍しく、日本でもほとんど見かけない作品ですので見かけたらぜひ手に入れて下さい。

この記事を監修しているのは？

高級家具・インテリアリサーチ部門

元建築家や現役インテリアコーディネーターや家具販売店員で編成。
国内外の高級家具やブランドなどを徹底的にリサーチし、定番からまだ見ぬブランドや家具を発掘しています。
世の中のトレンドや流れを敏感に察知し、常に新しい情報を発信出来るように奮闘しています。

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