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デザイナーストーリー

3度のコンパッソ・ドーロ賞を受賞した建築家

パオロ・リツァットは、ミラノを拠点に活動する建築家です。
彼のスタジオはサボナにあり、建築、インテリアデザイン、家具・照明デザインを手掛けています。

1941年にイタリアのミラノで生まれ、1965年にミラノ工科大学建築学部を卒業します。
彼は特に照明デザインにおいて広く名前が知れ渡っており、1978年にリッカルド・サルファッティ、サンドラ・セヴェリと共にルーチェプランを立ち上げました。

建築家としても一流で1972年のミラノSegrateの保育センターや1974年のベルーノFeltreの一般住宅地区、1976年のボローニャBazzanoの郊外住宅、自身が設立したルーチェプランの工場および本社などがあります。

数々の家具ブランドともコラボレーションしており、アルテミデ、エイリアス、カッシーナ、ネモ、モルテーニ、ノール、カルテル、フィリップス、モンティナ、フロス、トーネット、ポルトローナ・フラウ、グッチーニ、フィアム、ダネーゼ、セラルンガなど世界のハイブランドが並んでいます。

そして、1981年、1989年、1995年とイタリアで最も権威のあるコンパッソ・ドーロ賞を3度受賞するなど世界中で多くのデザイン賞を受賞しています。
こうしたリツァットの作品は、ミラノ・トリエンナーレやMoMA（ニューヨーク近代美術館）、パリのポンピドゥーセンター、ロンドンのヴィクトリア＆アルバート博物館、パリ装飾芸術美術館など多数の美術館や博物館で永久コレクションとして保存されています。

リツァットの照明

Ottowatt

（出典:http://paolorizzatto.it/） 2011年にアルベルト・メダと共同でデザインしたLEDのテーブルランプです。徹底的に質量がそぎ落とされているにもかかわらず、複雑な形状で視覚的にも大きなインパクトを与えています。

Lady Costanza

（出典:http://paolorizzatto.it/） 照明の進化とも言えるこの作品は、会話スペースの中心を暖かな光で照らしてくれます。
軽くて移動させやすく、自由に光の位置を変えられる構造体なのでどんなスペースにも使えます。

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この記事を監修しているのは？

高級家具・インテリアリサーチ部門

元建築家や現役インテリアコーディネーターや家具販売店員で編成。
国内外の高級家具やブランドなどを徹底的にリサーチし、定番からまだ見ぬブランドや家具を発掘しています。
世の中のトレンドや流れを敏感に察知し、常に新しい情報を発信出来るように奮闘しています。

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