
目次
1.実例で教える、モダンスタイルってこういうことでしょ?
1-1. 歴史的背景からモダンスタイルを考えてみる
1-2. モダンスタイルのイメージってちょっと違うかも!?
1-3. そもそもコンテンポラリーなデザインって何?
2.モダンスタイルの部屋はこうやって作る
2-1. モダンスタイルの部屋を作りあげるポイント
2-2. ユニークな外しアイテムでおしゃれ感をアップ
3.格安で買えるおしゃれなイタリアンモダン家具
3-1. イタリアンモダンの人気ブランドはこれ!
3-2. イギリスアンティークモダンの破壊力
3-3. ジャパンオリジナルでイタリアンモダンをお得にゲット
歴史的背景からモダンスタイルを考えてみる
(出典:http://www.arflex.co.jp/)
モダンスタイルというのは、もっともよく聞くインテリアスタイルかもしれません。
北欧スタイルやミッドセンチュリースタイル、アジアンスタイルといった人気のインテリアスタイルは地域性や時代背景など、ある程度はっきりとした定義のようなものがありますが、モダンスタイルに関してはとても曖昧です。
あえて建築様式でいうならばモダン建築というのは、産業革命以降の19世紀初頭から20世紀にかけてのモダニズムが盛んに叫ばれた時代のことで、ヨーロッパの各国で独自のスタイルが確立されていった時代です。
例えばイタリアでは、イタリアンモダンとしてジオ・ポンティを中心としたイタリア黄金の50年代の世代になるでしょう。
フランスでいえばエレガントな装飾のアールデコ様式、ドイツであれば機能美を追求したバウハウスの時代、北欧はアルヴァ・アアルトやアルネ・ヤコブセといったスターデザイナーが北欧スタイルを確立していった頃、アメリカではイームズやイサム・ノグチが活躍したミッドセンチュリーとなります。
この時代に生み出された家具をモダンデザインということに間違いはありませんし、実際イタリアンモダンのトップブランドCassina(カッシーナ)の主力製品である復刻家具シリーズ『イ・マエストリ』はこの時代のデザイナーの家具が多く含まれます。
北欧スタイルを北欧モダン、ミッドセンチュリースタイルをミッドセンチュリーモダンと呼んだりするのはこうした背景がありますし、フレンチモダンやロンドンミニマリズム、アジアンモダンや和モダンなど、どんなスタイルでもなにげにモダンスタイルになってしまうのは、モダンスタイルというのが各国で育まれてきたモダニズムと綿密に関係しているからなのです。
モダンスタイルのイメージってちょっと違うかも!?
(出典:http://www.bebitalia.com/)
歴史的な建築様式から「モダンスタイルとは?」という話をしましたが、皆さんの描いているモダンスタイルのイメージとは少し違ったかもしれません。
今現在モダンスタイルと呼ばれているのは、どちらかというとコンテンポラリーデザインというのが正しいです。
モダンの意味は【近代的、現代的】になり、コンテンポラリーは【まさに今現在】ですよね。
モダンスタイルと言われているのは、19世紀の近代的なモダンデザインからさらに進んだコンテンポラリースタイルということなのです。
コンテンポラリーは時代とともに変わっていくので、今が旬のデザインをモダンスタイルというのが正しいかもしれません。
モダンスタイル = コンテンポラリー家具のコーディネート
ということですね。
そもそもコンテンポラリーなデザインって何?
コンテンポラリー家具のような表現がよくされますが、どういったものでしょうか?
ファッションなどもそうですが、イタリアはスタイリッシュで洗練されていて、イギリスは重厚でクラシカル、フランスは華やかでエレガントというのがよくある見解です。
イメージという意味ではやはり、イタリアのデザインがもっとも分かりやすく、スタイリッシュなイメージがまさにコンテンポラリーデザインそのものなのです。
ザ・イタリアンモダンを地でいくB&Bイタリアを例にしてみたいと思います。
B&Bイタリアは、イタリアのトップブランド カッシーナやアルフレックスと並び人気の高いブランドですが、創業は1960年代とかなり新しいブランドです。
B&Bイタリアのデザインをみるとコンテンポラリーデザインとはどういうものか教えてくれます。
(出典:http://www.bebitalia.com/)
パトリシア・ウルキオラが2006年にデザインしたソファ「HOLLOW」
非常にシンプルなフォルムとカラートーンですが、スチールのフレームにプラスチックのシェル、そしてポリエステルのカバーと素材感に特徴があります。
いっけんすると何気ないソファですが、とてもおもしろい素材使いでデザインもスタイリッシュなのです。
(出典:http://www.bebitalia.com/)
アントニオ・チッテリオが1979年にデザインしたローテーブル「DIESIS」
テーブルトップの部分が大理石になっていて、脚のフレームがアルミニウムとスチールです。
テーブルトップがガラスのバージョンもありますが、その場合はテーブル下にウッドの台がつきレザーカバーがされます。
こちらも素材使いがとてもおもしろいですが、それぞれが主張しすぎずにまとまりがあり、美しい仕上がりとなっています。
(出典:http://www.bebitalia.com/)
チッテリオが2014年にデザインしたソファ「SOLO 14」
パープルというきつめのカラーのですが、派手というわけではなくとても綺麗に空間にコーディネートされています。
輪を描くメタルフレームの脚が斬新で、このカラーにして落ち着いて洗練された雰囲気となっています。
いかがですか?
例を見ると、なんとなくモダンスタイルのイメージが湧いてきたでしょうか?
現在、一般的にモダンスタイルと呼ばれているのは、こうした洗練された上質な空間を指しています。
次は、このモダンスタイルな空間を作り上げるためのポイントを挙げていきたいと思います。
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