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ブランド評価

当サイトに掲載しているブランドは世界的に通用する一流ブランドばかりですですが、
ブランド評価は独断と偏見に基づきながらも、当サイトに掲載しているブランドの相対評価を元に可能な限り客観的な視点で行っています。
不快感を感じられる方もいらっしゃるかも知れませんが、ご了承願います。

ひと言コメント

デンマークには有力な家具ブランドが多数ありますが、その中でもトップクラスの人気と実力を持っているのがPPモブラーです。
デザインは「The 北欧」これぞ北欧家具でしょう、というくらいに木への愛が溢れ、木の良さを徹底的に活かした木製家具です。

そして、北欧デザイナーといえばこの人「ハンス・J・ウェグナー」でウェグナ―と共に歩んできたPPモブラーの歴史は北欧デザインの歴史そのものといっても過言ではありません。
なんと、代表作「PP501 ザ・チェア」は2度のアメリカ大統領選で使われているのです。
価格も単体チェアとしてはめちゃくちゃ高いですが、それでも世界のセレブが愛用するこの椅子は何が何でも手に入れるべき逸品です。

ブランドストーリー

世界最高の木製家具

（出典:http://www.pp.dk/） PP Møbler（PPモブラー）は、「デンマークの家具を知るにはまずPP Moblerの椅子を見ろ」と言われるほど、高品質な家具を作り続ける伝統ある木製家具ブランドです。

1953年にデンマークの家具職人の兄弟アイナー・ペダーセンとラース・ペダー・ペダーセンによって作られた小さな工房から始まりました。
このPPから始まる社名の由来は二人の頭文字、"PとP"。現在では世界中がその名前に憧れ、その門を叩く職人が後を絶たないという名門工房に成長を遂げています。

ハンス・J・ワグナーとの出会い

（出典:http://www.pp.dk/） PPモブラーがここまでの名門ブランドに成長したのは、一人のデザイナーとの出会いが大きな影響を与えています。
その生涯を北欧家具デザインに捧げ、最も多くの作品を残してきたと言われる「ハンス・J・ウェグナー」というデザイナーです。

ウェグナーは、PPモブラーが持つ高い技術、そして使用する素材への追求と妥協を見せない姿勢に深く共感し、創業者のアイナー・ペダーセンと共にデザインを開始します。
この2人のこだわりと情熱は、歴史に残る名作を次々と世に送り出し、PPモブラーを北欧デザイナーズ家具の一大メーカーとして押し上げていきました。

木へのこだわり

（出典:http://www.pp.dk/） PPモブラーの最大の特徴は「木への愛」です。
木という自然そのものと共に働く喜び、木への最大の敬意を払い、使用する木材は最高級の木材で徹底的に管理された北欧の森林からのみ伐採し、愛する木のためにとことんまで技術を高めました。

木を愛し続けたウェグナー、究極に磨き上げられた技術が融合しているPPモブラーの家具はそのどれもが美しく、まるで生命が宿っているかのように木目のひとつひとつが輝いています。
PPモブラーの家具は、何十年、何百年という時間を重ねていけるよう想いを込めて作られているため、全てが軽くて丈夫、使うほどに美しい味わいを醸し出します。

PPモブラーでは職人の技術としてデザインや技術だけではなく、この木という素材へのセンスが必要不可欠です。 木は家具に命を与えるものであり、生き物なので同じ木というのは2つとありませんし、だからこそPPモブラーの家具はひとつひとつが特別なのです。

高品質を支える高い技術力がすごい

（出典:http://www.pp.dk/） どのような専門的な分野であっても技術の進歩は日進月歩でPPモブラーの職人というのは伝統技術と最新の技術の両方を習得している必要があります。

例えば伝統的な技術としてはスチーム曲げなどがあり、もともとは造船用の古いテクニックですが、家具などにも応用されます。高熱と湿度によって木材を柔らかくし、望んだ形に曲げていくというもので木を期待した形に曲げ、さらに見た目や耐久性といった木材の特質そのものは保つのです。主に背もたれやアームに使われ、無垢の表情を残して美しいカーブを描くことが出来ます。
似たような技術でコンプレスを使った曲げ木もありますが、熱をかけないためスチーム曲げよりも柔軟で弾力性に富んだ木へと仕上がるのですが、アッシュ、ビーチ、オーク、メープルといった落葉樹の木材のみに使用できるという制限があります。

一方で最新技術としては、コンピューター・ナビゲーション・コントロールのような技法があり、簡単に言ってしまうと3Dプリンターのようなもので彫刻ロボットが複雑で精密な作業を可能にするのです。
CADシステムでプログラミングされるのですが、機械職人の手の延長線上にあるもので、あのハンス・J・ウェグナーもこの機械にはとても興味を示しており、初めて見た時には「こういうのが欲しかった！」と叫んだとされています。

こうした伝統と最新の技術を組み合わせてPPモブラーの家具は生み出されています。

北欧家具の代表的傑作「PP501 ザ・チェア」

（出典:http://www.pp.dk/） 1960年ジョン・F・ケネディのアメリカ大統領選、2009年バラク・オバマの大統領国際会議「COP15」でも使用された、世界中の注目を集める大舞台の最中にいた名作チェアです。

PP68

（出典:http://www.pp.dk/） PP68のデザインの出発点はシンプルさ、耐久性、そして機能性です。ダイニングテーブルを囲んだ心地よい夕食のひと時にぴったりな、快適で座り心地のよいダイニングチェアです。短いアームがテーブルの下にもぐりこむようにデザインされています。

PP701

（出典:http://www.pp.dk/） ウェグナーが自邸の為にデザインしたチェアです。大きく円を描いた背もたれは、四つのパーツを合わせ削りだされていて、座るとその円のカーブに背中が触れるのが心地よく、またそこから伸びたアームは平らになり、やさしく肘を受けとめてくれます。

PP550 ピーコックチェア

（出典:http://www.pp.dk/） ウェグナーの代表作のひとつピーコックチェアです。孔雀の羽を広げたような美しい造形にその名が付けられました。
存在するだけでその空間が一瞬にして華やかに色づく、美しいプロポーションが最大の魅力です。
このチェアはイギリスの伝統的椅子である「ウィンザーチェア」を元にウェグナーがリ・デザインしたものです。見た目に印象的なプロポーションも、実はしっかりと座り心地を追究した末に生まれたデザインなのです。

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この記事を監修しているのは？

高級家具・インテリアリサーチ部門

元建築家や現役インテリアコーディネーターや家具販売店員で編成。
国内外の高級家具やブランドなどを徹底的にリサーチし、定番からまだ見ぬブランドや家具を発掘しています。
世の中のトレンドや流れを敏感に察知し、常に新しい情報を発信出来るように奮闘しています。

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