ラブについて
愛の結晶として定番アイテム「LOVE（ラブ）」
(出典:http://www.cartier.jp/)
カルティエのLOVEというといまやマリッジリングとしても人気となっており、愛の結晶を象徴するアイテムとして大定番化したアイテムです。
LOVEはビスをモチーフにした、シンプルだけど独特なデザインが特徴となっていますが、このビスにはどういう意味があるのかご存じですか？
LOVEがどのようにして生み出され、そこに秘められた意味や想いとはどういったものか興味がありませんか？
愛の証として生まれたLOVEブレスレット
(出典:http://www.cartier.jp/)
カルティエの定番ラインとして定着しているLOVEですが、最初にデザインされたのは1969年にまで遡ります。
カルティエ ニューヨークのデザイナーであったアルド・チプロの手によって最初に生み出されたのがLOVEブレスレット。
彼は、歴史的なデザインや逸話などに自分なりの解釈を加え、新しくリ・デザイン、またクリエイトするのを得意とするデザイナーでした。
そんな彼が目をつけたのが、古代の戦士が自らの妻に付けていた貞操帯だったのです。
貞操帯というのをご存知ですか？
古代ローマなどで従軍中に妻が浮気をしないように取り付ける金属のガードです。
こんなところに目をつけたのも驚きですが、そこから”ビスで女性の腕をロックする”LOVEに行き着いたというのもまた驚きです。
斬新なアイデアは瞬く間に人気アイテムへ
「自分のためではなく、恋人のためのもの」というコンセプトは多くのアーティストたちに愛されるアイテムとなりました。
映画クレオパトラの共演がきっかけで恋に落ちたエリザベス・テーラーとリチャード・バートン、女優ソフィア・ローレンと映画監督カルロ・ポンティなど名だたるスターをも虜にしたのです。
おそらく、こういった有名人の間ではなかなか公に付き合うことも出来ず、どこか秘密めいた付き合いになることが多いので、相手のブレスレットのビスを留めるという2人だけの秘密という行為に共感を覚えたのかもしれませんね。
数々のバリエーションに展開される定番ラインへ
(出典:http://www.cartier.jp/)
もともとは相手の腕のブレスレットのビスを留めるというアイデアから始まったLOVEですが、今ではカルティエを代表するデザインとして完全定着しました。
ブレスレットだけではなく、リングやネックレス、イヤリングにもLOVEビスを使ったデザインが登場していますし、財布にも使われています。
(出典:http://www.cartier.jp/)
マリッジリングなどは、LOVEが生み出されたストーリーを追っていくと、もっともコンセプトにあっている気もします。
こうしたリングに込められた意味を踏まえて選ぶことで、より一層2人の愛が深まればいいですね。
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ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門
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