坪単価応用編 タワーマンション コラム


これまで坪単価、賃料坪単価についてみてきました。
それぞれ別々に利用しても十分価値のある指標ですが、これらを組み合わせて利用すると さらに別の視点からマンションを分析することができます。



坪単価と賃料坪単価は条件が異なる?

基本的に坪単価と賃料坪単価は同じマンションの同じ部屋に対する指標なので単位こそ違えど同じ価値を表すものになりそうですよね。
しかし、マンションを売る場合と貸す場合では様々な条件が異なってきますので、一概に同じ価値を表すとはいえないのです。

例えば、分譲の際に重視される眺望や内装のグレードは賃貸の場合にはそこまで重視されず、むしろ駅からの距離や部屋の広さ、セキュリティ、共有施設等で賃料が決まったりします。

また初期分譲の際に低層階は高層階に比べ割安に設定されているためことが多いため、低層階の方が賃貸に出した場合の利回りが高くなります。
よくタワーマンションの分譲の際に低層階から先に売れていくということがありますが、あれは投資目的で買われる方がより高い利回りを求めた結果起きる現象なのです。


坪単価と賃料坪単価を合わせて比較すると

坪単価と賃料坪単価を使って他のマンションと比較するとそのマンションが分譲に強いのか賃貸に強いのかが見えてきます。
一般に坪単価と賃料坪単価は相関関係にありますのでその水準が大きくかい離することはありません。

しかし、先ほど述べたように分譲と賃貸では求める条件に違いがあることから坪単価と賃料坪単価の水準に大きなかい離を生じるケースがあります。
これはそのマンションの坪単価と賃料坪単価を見ているだけでは分からないことで、他のマンションと比較することではじめて気が付くことなのです。
このように坪単価と賃料坪単価を相対比較することでそのマンションを売りに出した方が有効なのか、賃貸に出した方が有効なのかということを把握することができます。

以上、3回にわたって坪単価シリーズをお届けしました。
坪単価、賃料坪単価を使って比較すると他にも興味深い発見がありそうですね。
これからも坪単価に関する面白い発見がありましたら当コラムで取り上げていきます。


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