バルセロナチェアのリプロダクト・ジェネリック家具はこれで決まり!
のリプロダクト・ジェネリック家具


バルセロナチェアとは?

バルセロナチェアは、近代建築3大巨匠のひとりミース・ファン・デル・ローエの名作のひとつです。
X字型の脚とキルティングのようなチェアで、公共機関や企業やホテルのロビーなどでよく利用されているので、実物をご覧になったことがある方も多いでしょう。

このチェアは、ミースのよく使っていた言葉「God is in the details(神は細部に宿る)」を体現したような作品で、脚部の流れるようなフォルムは、まさにこの言葉のとおり、細部に至るまで完璧な仕上がりとなっています。

もともとは1929年にバルセロナ博覧会のドイツ館で使用するスペイン国王のためにデザインされたチェアなので、一般に出回ることはありませんでしたが、KNOLL(ノル)が1948年から研究開発に着手し、ミースの要望をすべて叶え忠実にオリジナルを再現したため広く市場に広まることになりました。

今では、意匠権は切れているため、ノルだけではなく様々なメーカーからリプロダクト品が販売されている名作中の名作となっています。



正規品はKNOLL(ノル)のバルセロナチェア

ノルのバルセロナチェア (出典:http://www.knoll.com/)
1953年にKNOLL(ノル)はミース・ファン・デル・ローエの家具すべてのライセンスを取得しています。
今でもバルセロナチェアをはじめ、ミースの家具といえばノルであり、ミースの家具というのはノルの代名詞になっているほどです。

では、ノルのバルセロナチェアの価格はどれくらいでしょうか?

1人掛け ¥760,000~


仕様としては、

シート&バック 皮革、ウレタンフォームラバー
フレーム スチールフラットバー ポリッシュドクローム仕上、革ベルト張り

ノルのバルセロナチェアはこちらからご確認ください。

ノルの正規品としてはヤマギワオンラインでも販売されています。
価格としては、

1人掛け ¥820,800
オットマン ¥410,400

となっています。
もっともベーシックな1P + オットマンでも100万円は下らないでしょう。



有望なリプロダクト品は?

CCMART7のバルセロナチェア リプロダクト  
バルセロナチェアのリプロダクトは星の数ほどあるといっていいくらいです。
価格にしても千差万別で1P+オットマンのセットでも10万円を下回るようなリプロダクトも存在しています。

チェックすべきは素材の部分で、やはリ安いものは合皮であることがほとんどです。
合皮だとどうしても安っぽい印象になってしまうので、リプロダクトであっても本革にこだわった方がいいでしょう。

また、安いものは特徴的な背もたれの後ろにあるレザーベルトがない場合もあります。
このあたりもチェックポイントのひとつです。

価格と品質のバランスという点でおすすめできるのは、CCMART7のリプロダクト

イタリアントップスキン  
まず素材面に関しては、
張地にはイタリア最高品質の牛から採れる厚さ1.2mmのトップスキンレザーが使われています。
きめが細かい革質なので手触りもよく、高級感があります。
ここは少しマイナスですが、直接肌に触れない部分には合皮が使われており、製造コストの削減を図っています。

ステンレスフレーム  
バルセロナチェアの特徴ともいえるX字型の脚部フレームには鏡面磨きのステンレス・フレームが使われており、錆びにくく輝きが永く続きます。

背もたれと座面の革ベルト  
そして、革のベルトが背もたれと座面に均一に張られています。バルセロナチェアの特徴とも言えるこの革ベルトによって弾力性を持たせ、しなやかな座り心地を生み出しています。
この革ベルトがないというのはNGです。

3層構造ウレタンフォーム  
クッション材には3層の高級ウレタンフォーム、体圧を分散する仕組みになっており、長時間座っても疲れない快適な座り心地を生み出しているのです。

そして価格ですが、
リプロダクト品としてはそれほど安いわけではありません。

1人掛け+オットマン ¥174,800
1人掛け ¥124,000
2人掛け ¥191,000
3人掛け ¥209,000
オットマン ¥53,900


それでも正規品と比べると10分の1近い価格にはなります。

このレベルの素材、品質であれば、バルセロナチェアのリプロダクト品でなくても同じような価格になりますので、デザイン料を考えるとかなり安いといえます。


バルセロナチェアのリプロダクトをチェック


この記事を監修しているのは?

高級家具・インテリアリサーチ部門

元建築家や現役インテリアコーディネーターや家具販売店員で編成。
国内外の高級家具やブランドなどを徹底的にリサーチし、定番からまだ見ぬブランドや家具を発掘しています。
世の中のトレンドや流れを敏感に察知し、常に新しい情報を発信出来るように奮闘しています。


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