名作データシート
- 作品名: AKARI(あかり)
- 発表時期:1951 年
- デザイナー: Isamu Noguchi(イサム・ノグチ)
- ブランド: VITRA(ヴィトラ)
(出典:http://www.ozeki-lantern.co.jp/)
岐阜ちょうちんを進化させた光の彫刻
イサム・ノグチの代表作としてコーヒーテーブルと並び、様々な人に愛されているAKARI(あかり)は、イサム・ノグチの生涯をかけた作品といってもよいぐらいの名作です。
1951年に初めて発表された「あかり」シリーズは、イサム・ノグチが長良川の鵜飼を見るために立ち寄った岐阜で提灯を見た事がきっかけとなりました。当時の岐阜市長が低迷する提灯産業活性化のために協力を求めてきたのです。
その後、提灯工場を見学したノグチは、製造工程などを理解し、いくつかの試作品を完成させました。
この岐阜に伝わる伝統産業である提灯が彫刻家であるノグチに強烈なインスピレーションを与え、竹と和紙を使った照明が誕生したのです。
それ以来亡くなるまでの間約40年にもわたり、200種類ものデザインを行っています。
彼は、この照明に「AKARI」という名前をつけました。
決してちょうちんとは言いません。
明かりという言葉は、太陽の光や月の光を部屋に入れようという意味からこの言葉ができ、漢字の文字も日(太陽)と月とで出来ています。今日あまりにも生活が近代化し機械化した現代人にとって、自然光に近い照明は憧れに近いものがあり、和紙を透かしてくる明かりには、ほどよく光を分散させ部屋全体に柔らかい光を流してくれます。「AKARI」は光そのものが彫刻であり、影のない彫刻をねらった作品であると語っています。
1950年代初期は提灯の上下に口輪のついたものだったり、竹ヒゴの感覚が均一で目が細かい物でしたが、1963年には竹ヒゴが不規則に巻かれたDシリーズ(Dはでたらめの意味)が作り出されました。
竹と和紙を使用した完全なる和素材、和デザインですが、不思議と和室以外でも馴染んでしまうところがこの照明のすごいところです。照明ではなく、光の彫刻だからこそなせる技なのでしょう。
2004年には、ヴィトラがライセンスを取得しており、素晴らしい作品が続々とリリースされています。
200種類にもおよぶ「あかり」は様々なシリーズが発表されています。
是非、各部屋に合うあかりを探してみてはいかがでしょうか。
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