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ティファニーの人気モデル【オープンハート】について

オープンハートってどうなの？

（出典：http://www.tiffany.co.jp/） オープンハートに関しては、賛否両論分かれるところだと思います。

この賛否両論に関して意味が分からない方もいらっしゃるでしょうし、なるほどと思われる方もいらっしゃるでしょう。

おそらくそれは年代の違い、いわゆるジェネレーションギャップというやつですね。

ティファニーのオープンハートのネックレスは日本のバブル時代1980年代の頃に爆発的なヒットをしたアイテムなのです。
なので、若い方はご存知ない場合が多いのですが、この時代を経験した方からすると高校生や大学生のプレゼントのド定番としてのイメージが脳裏に焼き付いているのです。

要するに賛否の「否」の方の意見としては、オープンハートは安物のシルバーネックレス。誰もが当たり前のように持っていて、今見ると明らかに時代遅れの人か昔の安物をずっと使い続けている人みたいに思えてしまうのです。

逆に「賛」の方の意見を考えてみると、そもそもオープンハート自体のデザインがかわいい。
よいものは時代を超えてもよいということです。

もちろんオープンハート自体も時代とともにバージョンアップしており、ペンダントだけではなくピアスやリング、ブレスレットなど様々なアイテムが発表されています。
また、シルバーのイメージが強いのですが、ゴールドやプラチナ、ダイヤモンドのついた高級なモデルもあります。

例えばプラダのナイロンバッグや一時期のシャネラーのように一世を風靡するとその時はいいのですが、後々になってそのアイテムが陳腐化したような印象を受けるのはしょうがないところがあります。

ただ、なぜ流行したのかを考えると、結局は「いいもの」だったからなのではないでしょうか？
いいものは時間が経ってもやはり「いいもの」なのです。

偏見を捨てるとまた新しいオープンハートの魅力に気づくかもしれませんね。

オープンハートを知らない人のために

（出典：http://www.tiffany.co.jp/） オープンハートは、ティファニーのデザイナーとして数々の名作を世に送り出してきたエルサ・ペレッティの最高傑作と言ってもよいデザインです。

エルサ・ペレッティはりんごやビーンといった自然界にあるありふれた「モノ」を独自の卓越したセンスでジュエリーにしてしまう天才です。

オープンハートにしてもそうですが、ダイヤモンドの傑作「バイ・ザ・ヤード」、しなやかなフォルムの「ボーン・カフ」などその彫刻的なシルエットを描く作品は一種芸術の域に達しているのです。

オープンハートは、そんなエルサ・ペレッティがティファニーのデザイナーに就任した初期の頃の作品です。
本体を空洞化することで有名なヘンリー・ムーアの作品に影響を受けたとされ、シンプルでありながらも直接心に訴えかける芸術的なフォルムはティファニーの誇る熟練の職人たちと数ヶ月をかけて磨きぬかれたものなのです。

日本で大人気化しただけでなく、世界で最も愛されるジュエリーデザインのひとつとして受け継がれているのです。

この記事を監修しているのは？

ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門

ラグジュアリーブランドやハイブランドでの勤務経験者、雑誌編集者、とにかくラグジュアリーブランドやハイブランドが好きなメンバーで編成。
好みや主観が入ったり、否定的な意見が存在するのは、ハイブランド.comの味であり、外部からの影響から独立しているからこそ出来ること。
世の中のトレンドや流れを敏感に察知し、常に新しい情報を発信出来るように奮闘しています。

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