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モノグラム・グラフィティについて

伝統をぶち壊すための落書きライン

モノグラム・グラフィティラインは2001-2002年春夏コレクションで発表されたもので、ルイ・ヴィトンの顔でもあるモノグラム・キャンバスに落書き（グラフィティ）をした、かなりぶっ飛んだラインです。
モノグラム・キャンバス以外にもカーフスキンにグラフィティを施したものもありましたが、この落書きというセンスにはかなり驚かされました。

当時はまだマーク・ジェイコブスが就任して数年でルイ・ヴィトンの改革を強烈に推進していた頃なので、最も伝統的なアイコンに落書きをすることで殻を破ろうとしたのではないでしょうか。

さらに2009年には、スティーブン・スプラウスの回顧展がニューヨークで開催されるにあたり、ルイ・ヴィトンとマーク・ジェイコブスがこのイベントに賛同し、スプラウスのオマージュとして新しいモノグラム・グラフィティを発表します。
当初のグラフィティは白やベージュなど比較的落ち着いたカラーで描かれていたのですが、新グラフィティではピンクやオレンジ、イエローといったビビットカラーでモノグラム・キャンバスに落書きしています。

強烈な個性とインパクトを与えるラインなので、目立つことは間違いなしですが、TPOを考えて保つ必要があるのと派手すぎて飽きがきやすいというのは否めません。

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ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門

ラグジュアリーブランドやハイブランドでの勤務経験者、雑誌編集者、とにかくラグジュアリーブランドやハイブランドが好きなメンバーで編成。
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