東京ホテル戦争 ラグジュアリーホテル コラム


今回は東京で勃発した「東京ホテル戦争」についてお届けしていきます。


東京ホテル戦争って何ですか?

東京都心に外資系ホテルを中心に超高級ホテルブランドが続々とオープンしており、 この超高級ホテル間での熾烈な顧客獲得競争および主導権争いを表しています。
旧御三家と言われる「帝国ホテル東京」「ホテルオークラ東京」「ホテルニューオータニ」といった国内老舗ブランドホテル。

新御三家と言われる1990年代から強いブランド力で人気を博している「パークハイアット東京」「フォーシーズンズホテル椿山荘東京」「ウェスティンホテル東京」といった外資系ブランドホテル。

更に2000年代に入ってから続々と東京都心にオープンしている「フォーシーズンズホテル丸の内東京」「グランドハイアット東京」「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」「コンラッド東京」「マンダリンオリエンタル東京」「ザ・リッツ・カールトン東京」「ザ・ペニンシュラ東京」「シャングリ・ラ ホテル東京」といった外資系ラグジュアリーホテル。 新々御三家に関してはまだまだ賛否両論ありそうですが、この中でも「マンダリンオリエンタル東京」「ザ・リッツ・カールトン東京」「ザ・ペニンシュラ東京」は新々御三家と言われています。

時系列で少し整理してみます。

【旧御三家】
1890年 帝国ホテル東京 日比谷
1962年 ホテルニューオータニ東京 虎ノ門
1964年 ホテルオークラ東京 赤坂

【新御三家】
1992年 フォーシーズンズホテル椿山荘東京 江戸川橋
1994年 パークハイアット東京 新宿
1994年 ウェスティンホテル東京 恵比寿

【新々御三家を含む高級ブランド】
2002年 フォーシーズンズホテル丸の内東京 丸の内
2003年 グランドハイアット東京 六本木
2003年 ストリングスホテル東京インターコンチネンタル 品川
2003年 ロイヤルパーク汐留タワー 汐留
2005年 東京プリンスホテル パークタワー 芝公園
2005年 コンラッド東京 汐留
2005年 マンダリンオリエンタル東京 日本橋
2007年 ザ・リッツ・カールトン東京 六本木
2007年 ザ・ペニンシュラ東京 日比谷
2009年 シャングリ・ラ ホテル東京 東京

こう見ていくと本当に東京都心部に集中して超高級ホテルが続々とオープンしているのが見て取れますね。
まさしく戦争と呼ぶにふさわしい群雄割拠の状態です。



東京都心に高級ホテルが進出するのはなぜ?

これにはいくつか理由が考えられますね。

まず1つの要因として、オフィスビルに宿泊施設や住居を併設すると容積率が割り増しになる東京都の規制緩和が追い風となっているのではないでしょうか。

そして2つ目には2003年から政府が外国人観光客の誘致キャンペーン「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を行っていったことから訪日外国人が増加傾向していき2010年に861万人と2000年に比べて476万人と比べても倍近くも増え、外資系ホテル需要を支えています。外資系ホテルの進出ラッシュが始まったのも2003年あたりなのでちょうどリンクしているように思います。

東京ホテル戦争3
(出典:国際観光振興機構 )


そして3つ目には東京都心の地下の下落も挙げられるでしょう。
バブル崩壊以降、東京都心部といえども地価は下落していきました。この地価の下落も外資系ホテルが東京に進出する決断させた事も理由と考えられます。

こうして様々な要因が重なった結果、今東京都心部分で東京ホテル戦争が勃発しているのです。

この「東京ホテル戦争」で勝ち残るのはどこになるのでしょうか?数年後にはもう結果が現れはじめるでしょう。
生き残るための条件としては利用者のアクセスを考えた「好立地」、そして非日常を体験するためにはきめ細かいサービスが求められます。
サービスの質を生み出すのはやはり「優秀なスタッフ」なのでこの2点を備えたホテルが今後勝ち残っていくのではないでしょうか。



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